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てんやわんや

 関西の言葉です。これまた、植木等より9更に昔に、笠置シズ子というブギの女王と言われた、面白い歌手の「買物ブギ」の歌詞に、てんやわんやの大騒ぎなる部分があったと思います。四人が一緒だと特にシマちゃんがいると、揉め事が起きてぶち壊しにならない様に、あちらこちらへ気を配りしながらなので大変です。幸い、最高に楽しい一時間となりました。
 張り切り屋のアイちゃんが先陣をつとめ、ポール、サビーナと続き、シマちゃんが殿をつとめで坂道を駆け下りました。アイとシマは解け藪に飛び込みましたが、すぐに出て一緒になりナベラへ行きました。そこで、食事として親子とアイちゃんが一緒に食べ、シマちゃんだけ少し離れて食べました。この辺りが、アイちゃんの面白いところです。食後は、二又枯れ木のある遊び場へ行くことにして歩き出しました。アイちゃんはサビーナに近づいたり、シマちゃんの方へ行ったり、ポールと並んだり張り切っています。威勢が良いので、石跳び場へも誘いましたが、サビーナかポールと一緒なら来たかもしれませんが、自信がないのか戻ってしまいました。
 石跳び場の女王サビーナさんです。少し腰が重かったのですが、ポールに遅れないようにと来て、石跳び場へ入ると機嫌よく跳びました。少々、回数が減っていたからか、最初一度足を滑らせました。ポールも飯台へ行けばと思ったのか来ました。揃って又食事をしてから、サビーナは私と休憩岩二号へ行きました。
 ポールは、呼んでも岸の方を見つめているので、私も目を向けるとシマちゃんが裏手を廻ってから川原へ出たらしく岸辺を歩いていました。すると、ポールは上流から回り込んでシマちゃんの処へ行き、案内して私達が戻る場所へと連れて来ました。何とも優しい心使いをする猫です。これじゃあモテて当然です。シマちゃんも明石から来て、幸せになれたと思います。
 私とサビーナも早く戻ろうと歩きました、サビーナには軽い運動ですが、私は、結構キツイ仕事になります。そして、三匹が合流した時に、アイちゃんも石跳び場に現れました。ポールの案内役がいないので、迷っていました。私が迎えに行くと言いましたが、戻って行きました。裏手を廻ってくるだろうと思いましたので見ていませんでしたが、結局、頑張る事にしたらしく、石を跳んで私達に追いつきました。アイちゃんの頑張りは大したものです。サビーナだけは、専用の爪とぎ場へ立ち寄りに行きました、アイ・シマ・ポールは揃って二又枯れ木のある遊び場へ行きました。サビーナと私は少し遅れて到着しました。
 二又枯れ木のある遊び場では、サビーナが少し下流へ探検に行き、アイちゃんも覗きに行きました。シマちゃんは曲った木で爪を研いだりして、ポールはのんびりでした。その後は、親子は石段へ向かう通常の行動をとりました。明石組はクショマイへ帰る方にしました。少考しましたが合流させないで、頑張った明石組について行きました。
 二人とも、元気よく楽しそうに歩きました。そして、三枚ナベラの処の細い木に登って遊びました。シマちゃんが最初に登り、木から木へと身軽に移って行きました。アイちゃんはギコチナク一本に登っただけで下りて来ました。アイちゃんは、太り気味なので木登りは殆んどしませんが、今日は、ノリノリ気分なのでしょう。シマちゃんは木登りも得意としています。花恋と競争したらどちらに軍配が上がるか分かりません。私は、スピードは花恋が少し分があるのではないかと思いますが、微妙な差だと思います。シマちゃんと私が先に坂道を上り、車に近くなった時、予想通りアイちゃんが何時もの様に、最後の直線を疾走して追い抜いて本日の締めになりました。ポールとサビーナは真っ直ぐ帰ったらしく、既に帰宅していました。そして、日当たりの良い車に乗り親子で食事をしました。
 おあとに控えし花恋を抱いて、第一休憩場へ行くと、農事小屋の草を食べて、ゴロンゴロンもトイレもしてから、農道をかりゅうへと歩き出しました。花恋は、早足なので、あっという間に次の農事小屋へ着きました。トラクターの点検やらで時間を潰してしまい、中央水路へは行きませんでした。直立ではありませんが、花恋は何度も前足を挙げて立っていました。花恋には、どうってことない動作のようです。遅くなってきたので、ダッコで帰って来ました。
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by nyasu559 | 2012-12-07 23:08 | ねこ | Comments(0)