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淋しい事。

 知人と言うか、昔からの知り合いの家の奥様が亡くなりました。町でも草分けの酒屋さんでの一人娘でした。田舎の上品は方でしたが、また、思い出の中に姿を消してしまわれました。私の祖母とその方の祖母とは非常に仲が良く、よく一緒にいた記憶があります。ここも多分、近いうちに店を閉じることになるでしょう。そして、本当に消えてしまうのです。田舎では、各地で起きている現象なのでしょう。
 お悔やみの帰り道で、10年以上前に顔を出したきりの、小料理屋風の飲み屋の引き戸が開いていたので、「猫は、おるかいのう」と声をかけると、七匹いますという事で、我が家と同数ですねと言う話で、一寸立ち寄りましたら、母を知ってますかと言うので、そりゃもうという事で、お母さんの出て来てくれました。猫談義を少々して、必ず顔を出しますと言って、ジュースをいただいて帰りました。
 猫達は、サビーナ、ポール、花恋で、上流の石段を下りて出発しました。サビーナは、爪とぎ場へ立ち寄ってから来ました。花恋は、さっぱり動こうとはしないでいました。サビーナは、慣れた調子で休憩岩三号へ行き、草を食べました。ポールもどうやらそこへ行きました。横断して休憩岩二号へはサビーナだけになりました。花恋も、どうやら動き出し、上流へ進んできました。サビーナに、他のが駄目だから戻ってやろうと、下流へと進みました。ポールは、長く休憩岩三号の上に座り込んでいましたが、出発すると順調に跳んできました。随分と進歩上達した感じです。VTRで見ると、何か喋りながら歩いています。花恋も寄ってきて、中ほどの大きな岩の所へ集まりました。
 私が動き出すと、サビーナはすぐに後を追ってきましたが、二匹が動かないので、15mばかり進んだ所の大きな岩で待つことにしました。花恋は、突然何かに驚いたかのようで、私の所へ走って来て、少しある葦の茂みに隠れようとしました。花恋、花恋と言いながら撫ぜるとすぐに落ち着きました。凄い勢いだったので、サビーナが驚いて怒るのではないかと心配しましたが大丈夫でした。
 花恋が来ると、サビーナは動き出しましたが、方向がよろしくないので立ち止まったので、「こっちの方がいいで」と声をかけるとそのように進路を変更して跳んで行きました。驚くほど言葉が解るのかもしれません。少なくとも言った通りに行動することが多いです。そして、石跳び場の終わった場所の小砂利のある場所で横になり休憩しました。
 ポールは、遅れたものの、ほほ、サビーナが通った道筋を来ました。そして、サビーナの手前で同じように横になりました。花恋は、遅れとぃたけれど、うごき出すと、まだしても、凄い速度で走りました。カメラで追うのが困難な調子で、石のゴロゴロした川原を走ります。その運動神経は大したものです。右に方向を変えて猫柳の林の方へ行き、私達と並行して進みました。
 サアビーナは、今回も自分から腰を上げて、クショマイナベラへ歩いて行き横になりました。ポールも遅れないで到着して横になりました。花恋も少し遅れただけで到着しました。花恋は、途中で一度相手をしただけで、放りっぱなしでも、こうして集合場所に来るから信頼できる猫に生長しました。
 その後は、サビーナは抱いて帰りました。ポールと花恋は居残ったので、迎えに行きました。二人で、入り口ナベラで待っていました。5時のキンコンが鳴るのを聞き終えてから、花恋を抱いて帰りました。ポールは、もう迎えに来ないと言いましたが、暫らく待ったらしく、遅れて帰ってきました。
 ミミは、食欲が有りません。しかし、ナマリ節や他のカリカリを食べるのだから、療法食に飽きが来た可能性が有ります。
 夜の、お通夜の帰りに、約束通りに居酒屋へ立ち寄り、USBメモリーへYoutubeのUrlなどを収めたのを渡してきました。居合わせた、昔、麻雀を打った若手商店主と話が弾み、三男の同級生も居たりで、久し振りのこんな場所でしたが、楽しく過ごせました。そして、若主人(もう若くはありませんが)に御馳走になってしまいました。
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by nyasu559 | 2012-08-28 23:46 | ねこ | Comments(0)