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ニュースの中から。

 釜石とか、東北の被災地でも、シカの害に悩まされていることが報じられていました。私は、猫の関係で、動物や、事前保護に携わる方からの連絡も入ることが有ります。シカに関しては、確かに安芸の宮島では、飢えたシカもいるのは確かだろうと思いますが、私の住む熊野の地、大台山系においては、猟友会の三組の方に聞きましたときのセリフです。「あにさん、うとい(=バカな)ことをいてはあかんで、脂がのりきっとるぜ!」でした。全国で、鹿の頭数が増えているのは正しい情報ではないかと思いますが、私が、頭数を確認して証明は出来ません。しかしながら、その情報が正しいとすれば、栄養状態が良いから、頭数が増える、頭数が増えればテリトリーの拡大が起こっていると考えるほうが自然だろうと思います。昔は、子供が大勢駆け回り、犬が放し飼いで自由に遊ぶ人間の生活は、野生の動物には危険領域と認識されていました。それが、状況が変り、溢れたシカが人里で、美味しく栄養価の高い作物を食べて、さらに頭数が増える様相を呈しています。田舎も、獣害により耕作を諦めてしまった農地が増えて、里に来ても食料品店でなければ野菜が手に入らなくなればシカやサルに悩まされなくなることでしょう。それと、TVでは、猟銃が使用不可になったり、免許再交付の難しさに断念される方も多いと報じられていました。私の住む地方は、津波が無くても、猟友会のメンバーの減少は、高齢化と猟銃の所有に関する法改正で断念する人が多くなり、ティームを組んでの猟は危機を迎えています。そして、これも当然なのでしょうが、犬は繋がれたままだから、シカも利口ですから、犬の鼻先を平気で通過して田圃や畑に食事に行きます。東北の方もおっしゃっていましたが、シカも野菜類の方が美味しいに違いないと思います。山林をいつくしんで来た人生ですから、そして、現場に足を運び作業もこなした人生ですから、都会の方々が、現場をよく理解もしないでといいますより、それだけの手間を掛けずに有識者、評論家などが無責任に語ることを鵜呑みにした、浅薄な知識で「山林家」のせいでシカ達が困って里を荒らすのだと言われますのには、我慢がならない気分になります。こんな田舎でも、山中で遊んだり、川で遊んだりする子はほとんぢい無くなりました。そして、自然に触れる機会が減るし、少子高齢化で、都会へ人材供給もされなくなってきましたから、ネット上のヴァーチャルな世界がリアルの世界と同等になってしまうのかと思います。絶滅寸前の負け犬の遠吠えになります。
 以前にも書きましたが、防御が困難なサルも困った存在です。イノシシも、一時絶滅状態だった月の輪クマも舞い戻ってきました。獣達に占拠されてしまう勢いでは、里山なども、ほんの一部で生きるだけになることでしょう。
 放射能も、原発は候補地と成りましたが、誘致はしないで自然はまあまあの状態で保存されてきましたが、そして、いわゆる、東京ののように、パリを凌ぐミシュランの星付きのお店もありませんが、私と猫には住みやすい居場所ですが、10年もすれば、限界部落と成るでしょう。生活が成り立つ収入の確保が困難な場所は、生活できる人間は限られています。
 田舎で住める人間の条件。
1.持病、特に、心臓など緊急時に高度な治療を要する物を持たないこと。
2.収入が無くても、生活できる、貯えなりの支出をまかなえる手段のある方。
3.貧しいことを意に介さない人。
これを備えていないと、老いて故郷の田舎に帰るより、都会の子供達に引き取られて、最期を慣れ親しんだ地で迎えられない人が増えています。
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by nyasu559 | 2011-11-29 21:54 | 雑感 | Comments(0)