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Kimi入院。

 心配な状態ではなし。
 紀南病院での一週間後の診察に行き、脳外科の先生の診察の結果、もう一週間様子を見ましょうという事になりました。話し終わった途端に、Kimiがトイレだと言いましたので、急いで行くと間に合いました。けれど、「痛い」と言うので、「何処が痛いの?」と訊いていると、猛烈な勢いで嘔吐しました。トイレットペーパーで、口元や首周辺等を少しは綺麗になる様に拭って、少々朦朧としているKimiに頑張ってもらって、ズボンも上げてからドアを開けました。少しでも、Kimiが見苦しくないようにと思ったのですが、看護婦さんに叱られました。それもそうかもしれません。直ぐにストレッチャーを用意して下さって点滴をしながら、緊急入院と相成りました。点滴をしながら、病室に移動する時には、意識もはっきりして、手を握り締めて何時もの様に「父ちゃん」と言ってくれました。其方の診察をして下さった先生の所見では、「胃が痛そうだが、多分大したことは無さそうだが、明日まで様子を見ましょう」との事でした。
 病室に行くと、縋り付く様に、手を握って「父ちゃん」と言います。胸が痛くなる一途な気持ちが伝わって来ます。Kimiは、本当に優しい心根の女です。夜一緒に過ごしてやれないのが辛くなる、純な表情を浮かべて、できそこないのYasuを見つめます。落ち着いた様子だから大好きなアイスクリームを食べようか」というと、「食べたいわ!」と嬉しそうに言いました。詰め所で許可を求めると却下されてしまいました。病室に戻り、「今日はだめだそうだから、明日元気になって食べようね」と言いますと『残念だね、でもしょうがないわね」と明日を楽しみに納得しました。「帰る」と言うと悲しがるので、云わずに残してきました。自分が入院して、Kimiが帰って行く時は、左程淋しくなかったのに、Kimiを残して帰るのは、滅茶苦茶淋しくなります。たった一年でも、一気に年老いたのでしょう。現世でのKimiとの時間が貴重になって来ました。「キ-子」「キ-子」といいながら、何もかもを53年間の長きにわたって、Yasuの我儘を、叶えて呉れて来たKimiは、Yasuには帰る人など考えられない伴侶です。『最近毎日話をするたびに、「来世を誓う」なんてものではなく未来永劫に「何度でも繰り返して一緒に暮らそうね」と言いますと、「うれしいわ!」と言って呉れます。双方ともお目出度いのか馬鹿なのか知りませんが、そんな言葉を交わして幸福感に浸れ人間と出会い暮せるようになったのは、非常に幸運だったと思います。先祖様か、神様仏様なのか、私共には判りませんが、兎に角縁を授けて下さった事に感謝して、今世の縁を決して切らないで置いて欲しいとお願いいたします。そして、二人で現世で出来なかった事の何を来世でしようかと、楽しく語り合う時間が増えました。
 7時廻った時に出て、バラバラと大T字路へ行きました。サビーナは何時もの場所で水を飲みました。ポールは遅れて来ましたが、アイちゃんを始め、皆が自宅の方へ走って帰ってしまいました。殆どが玄関を入りました。外に残っていたサビーナも、ポールもローズも、ダッコで家に入りました。シマちゃんも来9実に呼んでもらったので、玄関から入り全員、時間的余裕たっぷりに家に入りました。
20170622070735 1=====[13:12]
 夜8時に勝手口から熊野三猫が脱走しましたが、ローズ、ポール、サビーナの順で、5分以内にダッコで家に戻せました。良い子達です。
 昔、Kimiが元気な頃で、Yasuが上京しなくなってからは、同級会等でKimiが不在の事も時々有りましたし、Masaが米国に留学中に娘と訪米して留守にしたことも有りましたが、Kimiがたのしんでるのだからと、私は淋しく感じませんでした。けれど、今夜は淋しがっているKimiの顔が浮かんで来て悲しい気分の夜です。






































































まさ


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by nyasu559 | 2017-06-22 23:25 | ねこ | Comments(0)