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建築と山林

 2バイ6建築、と言う壁工法が、どうやら、今回の東北震災において、その強度が発揮されたようです。宣伝広告番組になので、割り引かなければならないかもしれませんが、有りうることなので、実態を知りたいと思います。もうかなり昔に2×4工法として、北米カナダから入ってきて、日本の軸組み工法とはSelco Home対照をなす工法です。数字の単位はインチなので、2×4ならば5cmに10cmの平角と状の木材を使用して、間柱が多く入った、ベニヤなどの板張りのパネルを使用して組み立てる建築法です。車で言えば、シャーシー車体とモノコック構造車体のようなものです。小割りした定規格の木材を使うので、圧倒的に外材が優位になります。番組はSelco Homeというカナダからの直輸入を扱う会社の番組でしたが、それほど、誇大広告ではないとかんじました、2×6となり、壁厚もかなりのものになり、断熱性も高いだろうから、それに、地震に強いのが、実証されたならば、国産材は、ますます、追い込まれてしまうと思います。日本の古来からの軸組み工法は、正しく建築されるならば、耐震性なども優れているそうですが、(京大の某教授の講演でお聞きした知識です)。そんな、建築をするのは稀だと思いますし、私からすれば、「それは、バラックだろう」といいたいような、貧相な軸組みに本建築だと思いますが、所詮、そんな、悠長な職人芸を必要とする建築方法は、趣味と申しますか限られた数しか建てられなくとなるような気がいたします。それは、技術の連鎖となっている部分が鎖の環が切れる現象も障害になることもあります。適材適所として、天然木材を使用するには、伐採から、製材を経て大工さんの手に届き加工されますが、製材の職工さんが木を正しく据えて製材しないと、大工さんが困る事になり増すが、木の木目などを正しく判断する、年季のに要する熟練者は減ってしまいます。昔は、神様、名人がかなり居ましたが、絶えてしまうことはないでしょうが、ほとんどの地域でなくなると思います。大工の棟梁も、宮大工さんに匹敵するような人も、田舎でも居ましたが、私の祖父がお気に入りだった、「甚六」さんという偏屈極まりない、名人がいらっしゃいましたが、そのかたの孫弟子でその技術は途絶えるのではないかと思います。そのような、名人が何名かいらっしゃって、弟子が居ましたがその様に連綿と続く技術の伝承は、その他の多くの面で消えてしまうでしょう。
 消えたものと言えば、生活必需品の製作に関するものです。多分、どんな地方でも穂飛んだあったであろうけれど、殆んど、プラスチックに駆逐されてしまった品々に関するものです。桶屋さん、カゴ屋(担ぐのではなく製作)さんは見当たらなくなりました。それに、クワ、斧、カマの類を作る鍛冶屋さんも姿を消しました。そして、木材の産地ですから、ノコギリの目立てや修繕をするのが専門のカジヤさんもありました。以前の住居の真ん前がそうでぢたので、よく遊びに行き、その仕事する様子を眺めたものでした。そして、使い古したヤスリが沢山ありますので、それを貰ってきて、根気良く研ぐと非常に良く切れるナイフになりました。壊滅はしていないものの、畳屋さんや布団屋さんの数は減少した。
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by nyasu559 | 2011-11-01 04:28 | 雑感 | Comments(0)