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トンビの子

 トンビの子が、デビューしました。小柄な方と二羽で家の前の電柱に止まりました。未だ、着陸はおぼつかなげで、電線にとまるのは苦労している様子です。餌を与えようとしても、理解していないので駄目です。そのうち、親鳥を見習って取りに来るようになるでしょうが、もうそろそろ切り上げないと、自分で餌を獲ったりしなくなってしまう危険性があります。美味しい鶏肉を食べ慣れてしまうと、カエル等の自然から自分達で調達する食物が不味くなってしまっては可哀想です。私のように、食料が乏しい時期に育った者は、タマゴぶっかけ御飯で大御馳走だと感じられるので、口が奢ってしまった子供達が、食事を美味しく感じられなくなっているのは不幸な事だと思っています。30年ほど前になりますが、東京の寿司屋での経験ですが、銀座や六本木や田園調布などの高級住宅地でもない場所だったのですが、父親が、「ウチの子は、トロとかウニしか食わねぇんだ」と喋ってました。多分自分の稼ぎが良いのを自慢したかったのでしょうが、他人事ながら、可哀想な子にしてしまったものだと思いました。
 早朝の外出には全員飛び出しましたが、散歩に出たのは、サビーナ+ポールと花恋でした。サビーナの希望で、川の方角にスタートして、時計回りで、第一休憩場まで行き、そこで、トイレや水飲みや、座って辺りを見渡したり、寝そべったりと何時ものパターンで時間を過しました。かなり順調で、揉め事が殆どありませんでしたが、花恋は、身を隠すようにしていて、飛び掛って驚かせる趣味があるので油断できません。
 今日は、天気が愚図ついていたのですが、雨が落ちてこない時を見計らって三度歩きました。
 夜は、11時に花恋とポールで出ましたら、洗面所の窓からサビーナガ見ていましたので、「後で行こうね」と声を掛けておきました。そして、夜中の2時に約束を守ってサビーナと出掛けました。サビーナに任せたら時計回りで歩き出して、途中でフケてしまいそうな素振りもしましたが、随いて来ました。腰を下すとグリグリと甘えるので、膝に据わらせると、上機嫌で辺りを眺め、夜風の運ぶにおいを味わっていました。15分以上は奏していたと思いますが、「帰ろうか」と膝から下すと、不満の抗議を唱えましました。少し、家の方角へ歩いてから、又座って相手をしました。そして、立ち上がると、反対の方角に早足で歩き始めました。やむをえず跡を付けましたら、本格的に逃げ出したいのでもないらしく、私の足元に戻ってきました。家に近づく方角に誘導して、農道に出た所で抱き上げたら、またまた、異議申し立てをいたしましたが、宥めながら家まで帰り着きました。サビーナは重いので30m位が限度です。情けない体力・腕力です。お金も無くなりましたし、色男の資格だけは十二分に備えた状態になりました。
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by nyasu559 | 2010-07-07 23:24 | ねこ | Comments(0)